//SateAIs API の使い方 ― まずはコードを書かずに試す
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SateAIs API の使い方
― まずはコードを書かずに試す

SateAIs API の使い方 ― まずはコードを書かずに試す

SateAIs API を使うと、衛星×AIの解析を自社のシステムやツールから直接呼び出せます。この記事では、まず「コードを書かずに」ブラウザだけで解析を1回実行し、結果を地図で確認するところまでを、はじめての方にも分かるように解説します。プログラムに組み込みたい開発者向けのコード例も後半に用意しています。

APIとは?

API は、ソフトウェア同士をつなぐ「窓口」です。決められた URL にリクエスト(依頼)を送ると、結果が返ってきます。SateAIs API では「このエリアを解析して」と送ると、解析結果(GeoJSON)が返ってきます。衛星画像のダウンロードや前処理は不要です。

使い方はシンプルで、指定するのは次の4つだけです。
・ URL … どこに送るか(解析の種類)
・ メソッド … 何をしたいか(解析の依頼は POST)
・ APIキー … 誰か(本人確認=認証)
・ ボディ … 何を送るか(対象エリアと日付)

まず試してみる(コード不要)

ここでは無料のAPIクライアント「Hoppscotch」を例に、画面に沿って進めます(他のAPIクライアントでも手順の考え方は同じです)。例として「新規建物検知」を実行してみます。

① コンソールでAPIキーを発行する

SateAIs コンソール(console.spcsft.com)にログインし、左メニューの「API Keys」を開いて、右上の「Create API Key」から任意の名前でキーを発行します。

左メニュー「API Keys」→ 右上「Create API Key」でキーを発行
左メニュー「API Keys」→ 右上「Create API Key」でキーを発行
図1 APIキーの発行(出典: スペースシフト)

発行されたAPIキーをコピーします。このキーを、あとのステップでリクエストの認証(本人確認)に使います。

発行されたAPIキーをコピー(このあとの認証で使用)
発行されたAPIキーをコピー(このあとの認証で使用)
図2 発行されたAPIキー(出典: スペースシフト)

※ APIキーは、あなただけが使う秘密の鍵です。共有パソコンや不特定多数が見る場所には貼らないでください。万一のときは、コンソールからいつでも即時に失効・再発行できます。

② 実行するAPIのURLとリクエスト本文を確認する

コンソール左メニューの「SateAIs API Docs」を開きます。ここに、各解析のエンドポイント(URL)とリクエストの書き方がまとまっています。

左メニューから「SateAIs API Docs」を選択
左メニューから「SateAIs API Docs」を選択
図3 API Docs を開く(出典: スペースシフト)

「API Reference」から、実行したい解析(今回は新規建物検知)を選びます。表示された「https://…/newbuilding」までが、この解析の実行URL(送り先)です。

実行したいAPIを選び、実行URL(POSTの送り先)を確認
実行したいAPIを選び、実行URL(POSTの送り先)を確認
図4 実行するAPIのURLを確認(出典: スペースシフト)

あわせて、リクエストボディ(=APIへの依頼本文。対象エリアのポリゴンと期間)の書き方も確認します。次のステップで、この内容をAPIクライアントに貼り付けます。

リクエストボディ(対象エリア・期間の指定)を確認
リクエストボディ(対象エリア・期間の指定)を確認
図5 リクエスト本文を確認(出典: スペースシフト)

③ APIクライアントでリクエストを送る

APIクライアント(例: Hoppscotch)で新しいリクエストを作り、次のように設定します。
① メソッドを「POST」にする
② 実行URLを貼り付ける
③「ボディ」タブを開く
④ コンテンツタイプを「application/json」にする
⑤ 先ほど確認したリクエストボディを貼り付ける

① POST → ② URL貼付 → ③ ボディ → ④ application/json → ⑤ リクエスト本文を貼付
① POST → ② URL貼付 → ③ ボディ → ④ application/json → ⑤ リクエスト本文を貼付
図6 リクエストの組み立て(出典: スペースシフト)

続いて「認証」タブを開き、認証タイプを「Bearer」にして、①で発行したAPIキーを入力します。

「認証」→「Bearer」→ APIキーを入力
「認証」→「Bearer」→ APIキーを入力
図7 認証(APIキー)の設定(出典: スペースシフト)

「送信」を押して、ステータスが「202」なら受付成功です。解析の実行状況を追うための job_id(受付番号)が返ってきます。

送信 → 202 で受付成功。返ってきた job_id で状況を確認
送信 → 202 で受付成功。返ってきた job_id で状況を確認
図8 リクエスト送信と job_id(出典: スペースシフト)

④ 実行状況を確認する(完了を待つ)

解析には少し時間がかかります。API Docs の「Get job status」で、状況確認用のURL(GET .../jobs/ まで)をコピーします。

「Get job status」=実行状況の確認用API。URLをコピー
「Get job status」=実行状況の確認用API。URLをコピー
図9 状況確認APIのURL(出典: スペースシフト)

APIクライアントで新しいタブを作り、メソッドを「GET」にして、URLの末尾に自分の job_id を貼り付けます。③と同じ認証(Bearer+APIキー)を設定して送信し、status が「completed(完了)」になれば解析完了です(「processing」の間は推論中なので少し待ちます)。

GET で状況を確認。status が completed になれば完了
GET で状況を確認。status が completed になれば完了
図10 実行状況の確認(出典: スペースシフト)

⑤ 解析結果(GeoJSON)を取得する

API Docs の「Get result」で、結果取得用のURL(GET .../result.geojson まで)をコピーします。

「Get result」=解析結果の取得用API。URLをコピー
「Get result」=解析結果の取得用API。URLをコピー
図11 結果取得APIのURL(出典: スペースシフト)

APIクライアントで GET リクエストとして送信し、ステータスが「200」になればOK。返ってきたレスポンスボディが、解析結果(GeoJSON)の中身です。次のステップで地図に表示するので、この内容をコピーしておきます。

GET で結果を取得。レスポンスボディが解析結果(GeoJSON)
GET で結果を取得。レスポンスボディが解析結果(GeoJSON)
図12 解析結果(GeoJSON)の取得(出典: スペースシフト)

⑥ 地図で見る(コンソールのGeoJSON Viewer)

コンソールに戻り、「Tools」→「GeoJSON Viewer」を開いて、先ほどコピーしたレスポンスボディ(GeoJSON)を貼り付けます。すると、解析結果がその場で地図に可視化されます。

GeoJSON Viewer にレスポンスボディを貼り付けると、地図に可視化される
GeoJSON Viewer にレスポンスボディを貼り付けると、地図に可視化される
図13 結果を地図で可視化(出典: スペースシフト)

(参考)②で指定する対象エリアのポリゴンは、コンソールの「Tools」→「Polygon Tool」から地図をクリックして作成できます。生成された POLYGON(WKT)をコピーして、リクエストボディに使えます。

Polygon Tool:地図から対象エリア(ポリゴン)を作成
Polygon Tool:地図から対象エリア(ポリゴン)を作成
図14 対象エリアの作成(参考・出典: スペースシフト)

以上が、コードを書かずに解析を1回試す流れです。画面に沿った最新の手順は、コンソールの「SateAIs API Docs」および APIリファレンス(docs.spcsft.com)でも確認できます。

開発者向け:コードで呼び出す

業務システムに組み込む場合は、同じ処理をコードから呼び出せます(cURL / Python / Node.js など)。以下は上と同じ新規建物検知を cURL で呼ぶ例です。対象エリアは Polygon(WKT形式)、期間は2時点(date_start / date_end)を ISO 8601 形式で指定します。

リクエスト(cURL)
curl -X POST https://api.spcsft.com/api/v1/analyze/newbuilding \
  -H "Authorization: Bearer $SATEAIS_API_KEY" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "satellite_id": "sentinel-1",
    "polygon": "POLYGON((139.7 35.6, 139.8 35.6, 139.8 35.7, 139.7 35.7, 139.7 35.6))",
    "date_start": "2024-01-01",
    "date_end": "2026-03-01"
  }'
レスポンス(受付。job_id で状況を確認)
{
  "job_id": "351e635d-7c25-4ae8-a2a5-60c01a6f434c",
  "status": "pending",
  "created_at": "2025-10-08T03:00:00Z"
}

その後は job_id でステータスを確認(GET /api/v1/jobs/{job_id})し、完了後に結果(GeoJSON)を取得します。Python・Node.js のサンプルや各エンドポイントの詳細パラメータは、SateAIs API ページおよび APIリファレンスにまとまっています。

さらに簡単に:生成AIから対話で(MCP)

SateAIs は API に加えて、生成AI連携(MCP)にも対応しています。Claude などの生成AIに SateAIs を接続すると、コードもAPIクライアントも使わず、「このエリアの新規建物を検知して」のように自然言語で解析を依頼できます。より手軽に始めたい方はこちらもおすすめです。

SateAIs API ページで、対応解析の一覧・コード例・コンソール導線をまとめて確認できます。

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